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小説とイラストの相乗効果

 さて、今日は少し取り留めのないことを書こうかと思います。

 どのような取り留めのない内容なのかは、実際に読んでみて納得して頂くしかないと思います。

 ですが、それは是非ともお薦めしません。



 要するに、読んでて眠くなるような話だということです。

 さて、元々、文庫本の表紙なんかは岩波文庫の古典のシリーズのように、
 題名と著者名と、あらすじのような煽り文句のような、簡単な説明書きに著者の肖像画なんかがポンと乗っけられた簡素なもので、それこそ題名と著者名だけの表紙なんか20?30年前の本でも随分と見受けられたものです。

 とはいえ、最近はそういった表紙の本は逆に珍しいくらいで、題名と著者名だけにしても、レイアウトに凝ってたり配色に凝ってたりと、洗練されたデザインのものがほとんどです。
 (もしくは、逆に洗練されていない感じを出してレトロに見せたりとか、とにかく意図的にデザインされていると思われるもの)

 その最たるところとしては、最近の文庫本の表紙を飾るイラストレーション。
 実に多種多様で、本屋では一見地味かと思われる文庫のコーナーも、漫画や雑誌置き場にも負けず劣らず色彩豊かです。

 ここで一つ、余計なことを書いておくと、僕はそもそも文庫本の表紙カバーに描かれたイラストというのがあまり好きではありませんでした。
 というのも、読んでみなければその全容を理解できない文章に対して、一目見ればその全体を把握できる表紙のイラストレーションは、その本を初めて読む読者に対して、余計な先入観や固定的なイメージを与えてしまうのではないか、という危惧を抱いていたからです。
 現に今でも、必ずしも多くの本に対し必要であるか、というのは疑問を持ち続けています。

 (例を挙げてみると、梶井基次郎の「檸檬」などは、筑摩書房のものより新潮文庫の方が、本に対する印象としては良いものと感じます。
 筑摩書房のイラストは、「檸檬」のラストの画本の城に檸檬を乗せるシーンをイメージしてのイラストレーションかと思うのですが、イラストという形で表現してしまうことにより、最も文章の中で読者の想像が掻き立てられる印象の強いシーンに、具体的な形状の描写が水を差している感が否めません。
 その点、新潮文庫のものは下手な抽象や具象ではなく、シンプルで静的な構図と統一された配色、一目でわかる檸檬の形状と彩度の高いレモンイエロー、チープではありますが、それが作品自体のシュールな雰囲気をよく表していると思います)





 とはいえ、そういった否定的な要素だけでなく、イラストレーションはその本に対して良い影響を与えるものもあります。
 イラストレーションのおかげで文章の内容をよりよく理解することに繋がったり、本に対しての印象を強めたり、といった具合に。
 ただ、それは先ほどの「先入観」「固定的なイメージ」という否定的な言い方が変わるだけの話で、肯定的にしろ否定的にしろ、その情報を受け取る側の感じ方にもよるものです。どれが良い、悪い、とは一概に言えないのも事実でしょう。

 ただ、そんな中で、僕が本当に好まないのは、イラストレーションによる「過度な、もしくは単なる、装飾効果」です。

 内容との関わりがあるのかないのか、理解に苦しむような抽象的なイラストや、
 (単に僕の理解力が足りないのかもしれませんが)
 空白を埋めるために取ってつけたような、その作品に限らず使い回せそうなステロタイプなイラスト、
 (単に僕の感受性が低いだけかもしれませんが)
 本のオビに「○○(作家)+○○(イラストレーター)が送る?」とか、イラストを売りたいのか文章を売りたいのかよくわからない煽り文句が書かれてたりとか、
 (そういうのが新しい形なんですと言われれば、それはそれで納得ですが)

 とにかく、そういった類のものは、僕自身としてはあまり感心しません。
 特に上の二つに対しては、「イラストレーションする」という意味すら希薄に思えます。
 いや、勝手にそう感じて、誤解してるだけなのかもしれませんが。

 なんだかんだで「相乗効果」とか言っておきながら、読み返してみれば相乗効果どころか、イラストに対するネガティブな意見ばかりを取り上げて、まるで僕が世の文庫本のカバーイラストを真っ向から否定しているような形になってしまいました。

 別に取り繕うつもりはありませんが、要するにモノは使いようってことだと思います。



 ほら、やっぱり取り留めのない話だったでしょう?
  1. 2008/02/24(日) 23:41:42|
  2. 生田 六之助
  3. | コメント:1
  4. | トラックバック:0
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コメント

だが

しかし眠くはならなかった(爆
  1. 2008/02/25(月) 00:37:16 |
  2. URL |
  3. 藍川サイ #3n2kClQ.
  4. [ 編集]

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